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問いから探す
時代でも分野でもなく、「問い」を軸に人物と概念を束ねる。同じ問いに、哲学と科学がそれぞれどう答えてきたかが見える。
身体はいかに世界を知るのか。
知覚
知覚は世界を内部に写し取ることなのか、それとも身体がすでに世界へ関わっていることの一側面なのか。この問いをめぐって、哲学と心理学は二世紀にわたり対立してきた。
身体はいかに動くのか。
運動
膨大な自由度を持つ身体が、なぜ滑らかに動けるのか。運動制御の科学と、運動志向性の現象学は、同じ現象を別の側から照らしている。
感情と身体はどう関係するのか。
感情
悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか。感情を身体の側から捉える試みは、スピノザからジェームズ、ダマシオを経て、現代の内受容感覚研究へと続いている。
身体から自己はどう生まれるのか。
自己
自分の身体を「自分のもの」と感じ、自分が動かしていると感じること。この当たり前が、実験的に操作できることが分かったとき、自己をめぐる問いは新しい段階に入った。
身体はどこまでが身体なのか。
道具
杖に慣れると、触覚の場所は杖の先端へ移動する。道具が身体に組み込まれるなら、身体の境界はどこにあるのか。そして認知の境界はどこにあるのか。
身体と社会はどう関係するのか。
社会のなかの身体
歩き方も、座り方も、痛みの表し方も、社会ごとに学習される。身体は自然の与件ではなく、制度によって訓練され、規範化され、管理される。
生命と認知は連続しているのか。
生命
心はどこから始まるのか。細胞が自己を維持することと、人間が世界を意味づけることのあいだに、連続性はあるのか。