身体について何を考えたか

ダーウィンが身体論に与えた最大の贈り物は、連続性である。人間の身体は、他の動物の身体と種類において異なるのではなく、程度において異なる。器官も、行動も、そしておそらく心的能力も、進化の産物である。

『人及び動物の表情について』は、この主張を表情という具体的な場面で展開する。怒りの歯のむき出しは、かつて咬みつくための動作だった。恐怖に伴う立毛は、体を大きく見せる反応の名残である。ダーウィンは各国の宣教師や旅行者へアンケートを送り、盲児の表情を観察し、表情の一部が文化を超えて共通することを示そうとした。

なぜ重要なのか

ここで感情は、内面の私秘的な状態ではなく、身体に現れる観察可能な現象になった。感情を科学的に研究するという企てが可能になったのはこの転換以後である。ウィリアム・ジェームズの情動理論も、デューイの有機体-環境の相互作用論も、この土壌の上に育った。

現代との接続

ダーウィンの遺産は、いま二重の状態にある。一方で、進化と現代環境のミスマッチから健康問題を説明する枠組み(ダニエル・リーバーマンのミスマッチ病など)は、彼の連続性のテーゼの直系である。

他方で、「情動には普遍的な表出のパターンがある」という主張は、リサ・フェルドマン・バレットらの構成主義的情動理論から強い批判を受けている。表情と情動カテゴリの対応は、文脈と文化に大きく依存するというのがその主張である。ダーウィンの問い自体は生きているが、答えは書き換えられつつある。