身体論としての読みどころ
『知覚の現象学』が、依然として意識の現象学の語彙に留まっていたことへの自己批判から出発している。身体を意識の側に置くのではなく、身体と世界を貫く一つの存在の次元を考えようとした。
未完であるため、解釈の幅が大きい。このページは概要にとどまる下書き段階である。
身体論として重要な箇所
- 「肉(chair)」の概念。見るものと見られるものが同じ織物の表裏であるとする存在論。
- 触れる手と触れられる手の可逆性を、身体だけでなく世界との関係にまで拡張する議論。
日本語訳
- 見えるものと見えないもの / みすず書房、法政大学出版局